公図とは?/機能、信頼性、閲覧...

公図とは?

公図というのは、
旧土地台帳法施行細則2条1項の規定により、

 

登記所が保管している
土地台帳付属地図の一般的な呼び方です。

旧土地台帳法の廃止後は?

公図は、旧土地台帳法の廃止によって、
その法的根拠は失われましたが、

 

不動産登記法17条所定の地図が整備されるまでの暫定的な措置として、
登記所に保管されています。

 

また、この地図に準ずる図面として取り扱うこととされていて、
登記所で一般の閲覧に供されています。

公図の機能は?

公図は、各筆の土地の位置、形状、
地番を公証するものとして、

 

事実上重要な機能を有していて、
道路付きや隣地境界の関係を知る手立てにもなります。

 

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公図の信頼性は?

とはいえ、旧土地台帳法が廃止された以上、
公図には法律上の効力はありません。

 

また、必ずしも現地を正しく反映していないものもありますので、
公図を無条件に信頼するのは危険といえます。

公図の閲覧は?

固定資産税が、
国税から地方税に変更になった際、
土地台帳とその付属地図が市町村に引き渡されました。

 

これにより、市町村役場にも
公図が備え付けられていますので、
市町村役場でも交付の申請や閲覧をすることができます。

 

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