宅地建物取引業初任従業者教育研修とは?@
宅地建物取引をめぐる紛争というのは、
消費者と直接接触する宅建業の従業者、
特に宅地建物取引主任者以外の従業者の
知識や経験不足から生ずるものが多いとされています。
宅地建物取引業初任従業者教育研修とは?A
そこで、平成2年度から
「宅地建物取引業従業者研修登録制度」
が実施されています。
また、平成8年度からは
「宅地建物取引業初任従業者教育研修制度」
が実施されています。
宅地建物取引業初任従業者教育研修制度の目的は?
宅地建物取引業初任従業者教育研修の目的は、
より一層、宅建業の従業者、
特に初任従業者の資質の向上を図り、
宅地建物の購入者等の保護と、
宅建業の発展に資することにあります。
宅地建物取引業初任従業者教育研修の講習方式は?
宅地建物取引業初任従業者教育研修の講習方式には、
次のコースがあります。
■自宅学習で、各履修科目を3か月で履修するコース
・この方式は、(財)不動産流通近代化センターと、
近代化センターの認定を受けた業界団体が実施しています。
■講義(スクーリング)方式
・この方式は、業界団体と
近代化センターの認定を受けた企業が実施しています。
ちなみに、どちらも教育研修の修了を認定するための
修了試験(択一式)があります。
なお、修了者が指定講習を受講する場合には、
宅建業の実務経験が1年短縮されますので、
実務経験2年で受講できることになります。