他の金融機関で担保評価が低いと言って断られてしまったら?@
金融機関によって、
住宅ローンの融資基準というのは異なりますので、
同時に複数の金融機関に
打診してみてもよいと思われます。
他の金融機関で担保評価が低いと言って断られてしまったら?A
フラット35や公庫で新規に住宅ローンを組む際には、
一律で物件購入価格や建設代金の8割が限度と決められていますが、
借換えの場合は、
民間金融機関の商品を利用することになりますので、
担保評価の何割まで融資をするかというのは、
金融機関によって異なることになります。
この金融機関ごとの差というのは、それぞれの金融機関によって
貸し倒れに対するリスクのとり方が異なることによって生じます。
従来の担保評価に対する融資限度額というのは、
信用組合や信用金庫>地方銀行>大手銀行(都市銀行)
といった感じだったのですが、
最近では大手銀行でも、担保評価の300%まで融資可能とするなど、
柔軟な対応になってきています。
ちなみに、同じ物件でも金融機関によって、
担保評価自体が異なることはありますし、
担保評価だけでなく、物件所在地域の個別事情で
融資が可能かどうかが判断されるケースもあります。
特に、空室や売却の多いマンションなどですと
マイナス評価されるケースもありますので注意が必要です。
借換え可能であれば借り替えた方がよいのでしょうか?
借換えの際には、返済履歴を
通常は1年程度なのに対して、3年程度見られたり、
金利が高くなるなど経費がかかります。
また、同じ金額、同じ期間、同じ金利であっても、
担保評価の何%を融資しているかで
保証料に差がつきます。
具体的には、借入額100万円に対して
1万円以上の差がつくこともあります。
さらに、延滞に対する条件も厳しくなるケースがありますので、
これらの面もよく考慮して借り換えの判断をすることが重要です。