使用者責任とは?
使用者責任というのは、
被用者が、
事業の執行により第三者に加えた損害に対して、
その使用者が負う損害賠償責任のことです。
民法と判例における使用者責任は?
民法上は、使用者が被用者の選任と、
その事業の監督に相当の注意をしたときは免責されるとしています。
しかしながら、判例では、
無過失責任に近い運用がなされています。
準禁治産者とは?
準禁治産者というのは、
成年後見制度に関する規定が設けられた
平成11年の民法改正前の規定において、
心神耗弱者または浪費者で、
家庭裁判所によって
準禁治産者の宣告を受けた人のことをいいます。
準禁治産者は、改正後の民法ではどうなるのですか?
旧制度の準禁治産者の宣告を受けた人は、
改正後の民法では、被保佐人とみなされます。
よって、戸籍に準禁治産者についての記載がある人について、
保佐の登記が行われると、
登記官から本人の本籍地の市区町村へ通知され、
準禁治産者のない新戸籍が作られ、
戸籍から登記への移行がなされます。