附従性とは?/保証債務、根抵当権担保物権、根抵当権

附従性とは?

附従性というのは、
ある権利がその成立・存続・態様・消滅等において、

 

主たる権利と運命をともにすることをいいます。

 

例えば、
住宅ローン等の特定の債権を担保する抵当権が、
ローンの完済によって消滅する場合がこれに該当します。

保証債務・担保物権の附従性は?

保証債務や抵当権等の担保物権は、

 

主たる債務や被担保債権の弁済を
確実にすることを目的とするものです。

 

なので、
主たる債務や被担保債権が
成立しなければ成立せず、

 

他に移転すればこれに随伴し、
それが消滅すれば消滅するということになります。

根抵当権の附従性は?

根抵当権というのは、
銀行とその取引先の間で、

 

金を貸し付けたり返済を受けたりを、
継続して行うときに設定されます。

 

よって、根抵当権は、
借入額の返済を抵当権の消滅の要件としていませんので、

 

附従性はないことになります。

 

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